病棟・部署紹介

南6病棟(緩和医療課)

病床数
25床
主な診療科
緩和ケア科、呼吸器科、消化器科、消化器内科、乳腺外科など

2006年に緩和ケア病棟が開設され、当初15床であった病床数は現在25床へ増えました。疾患としては、主に肺がんや直腸がん、すい臓がんの方が多くいらっしゃいますが、婦人科癌の方も含め、すべてのがん患者さんを受け入れています。

患者さんとご家族の方の苦痛が和らぎ穏やかに過ごすことが出来るよう、療養環境を整え痛みや呼吸困難感などの苦痛症状を取り除くケアを行っています。

また、患者さん・ご家族の意思を尊重し、在宅療養ご希望の際は地域の訪問看護ステーション等と連携を取り、安心して在宅療養ができるよう支援を行っています。

チームカンファレンス

クリスマスコンサート

南5病棟(内科・外科・整形外科)

病床数
40床
主な診療科
呼吸器内科、呼吸器外科、消化器内科、整形外科、神経内科

南5病棟は、2019年7月より、内科病棟より地域包括ケア病棟に転換しました。

地域包括ケア病棟は、急性期治療を経過した後、病状が安定した患者さんが安心して自宅や介護施設へ早期に帰ることができるよう、治療や準備・支援を行う病棟です。

入院期間は最長60日間のため、入院後は、早期よりケアマネージャーや施設担当者と連絡を取り、退院後の生活に向けて準備を開始します。

内容としては、薬の内服管理や胃瘻栄養、吸引、在宅酸素療法導入などです。理学療法士などによる専門的なリハビリテーションの他に、看護師による歩行訓練や自主トレーニングの支援、また体操や折り紙、塗り絵教室などにも力を入れています。

体操教室

病棟内リハビリテーション

南4病棟(呼吸器科)

病床数
46床
主な診療科
呼吸器外科、呼吸器内科、消化器外科、内科

呼吸器外科を中心とした、呼吸器内科・消化器外科の混合病棟です。がん専門病棟であり、手術療法や化学療法、放射線療法などがんの集学的治療が行われています。

患者さん、ご家族の方が安心して治療を受け社会復帰や在宅療養ができるよう、専門的知識と技術による全身管理と不安や苦痛の緩和に努めています。また緩和ケアやNSTなど、多職種によるチーム医療を行っています。

OP帰室後

化学療法

南3病棟(脳神経内科)

病床数
45床
主な診療科
脳神経内科

南3病棟は、沖縄県における神経筋疾患医療の拠点病院としての役割を担っており、神経内科疾患の鑑別や特定疾患から治療、リハビリテーションを受けられる患者さんがいらっしゃる病棟です。

毎週水曜日には、神経内科医師・リハビリスタッフ・退院調整看護師・看護師による多職種での回診を行い、患者を中心としたチーム医療の提供を行っています。

また、難病疾患患者が安心して自宅での療養生活を送れるよう、介護を行うご家族への介護指導(吸引・経管栄養等)を行っています。また退院前には、地域スタッフを含めた多職種での退院前カンファレンスを行い、積極的な在宅支援を行っています。

摂食嚥下訓練・評価の様子

退院カンファレンス

南2病棟(呼吸器内科)

病床数
一般:14床、結核:30床
主な診療科
呼吸器内科、消化器内科

沖縄県の結核治療の最終拠点病院として、県内の保健所との連携を図り、その役割を担っている病棟です。

結核病棟の主な疾患としては、肺結核、結核性胸膜炎、粟粒結核があり、抗結核剤による内科的治療が実施されます。看護師は入院時から服薬支援手帳を用いての対面式服薬確認(DOTS)や指導を行っています。

突然の入院治療や長期の治療となることもあり、精神的な支援も大切にしています。退院前は、保健所と連携したDOTS会議の実施や、受け持ち看護師を中心に退院後の生活が不安なく過ごせるように関わっています。

また高齢の方が多いため、合併症の看護や認知力低下による日常生活援助にも力を入れています。

2019年5月より結核病棟ユニット化となり一般病床14床が開設されました。一般病床はがん専門病棟であり、主に肺がん患者の診断や治療が行われています。抗がん剤治療や放射線治療など、継続した治療が完遂できるようチームで患者さん・家族の支援を行っています。

DOTS(対面与薬法)の実際

チームカンファレンス

南1病棟

手術室・中材・内視鏡 

主な手術
胸腔鏡下肺切除術、胸腔鏡下縦隔悪性腫瘍、拡大胸腺摘出術、皮膚・皮下腫瘍摘出術、胸腔鏡下ブラ切除、気管切開術、胃ろう造設術
内視鏡
上部消化管内視鏡(胃カメラ検査)、下部消化管内視鏡(大腸カメラ検査)、気管支内視鏡検査、内視鏡的逆行性胆管膵管造影検査(ERCP) など

当院は、2018年に「肺がんセンター」を設立し、呼吸器の手術においては胸腔鏡手術による肺がんや縦隔腫瘍の治療などを積極的に実施しています。加えて、気道狭窄に対するステント留置術に加え、消化器や整形外科の手術も行っています。

安全かつ円滑に手術が遂行できるよう、手術チームの一員として実践するとともに、日々、知識・技術の習得に努めています。また、患者さんが安心して手術を受けることが出来るよう、術前・術後訪問を行うとともに、周術期を受け持ち看護師として関わっています。

患者さん個々に応じた看護を提供できるよう看護計画を立案し、手術室入室時には希望する音楽をかけるなど工夫を行っています。

病棟にて術前術後訪問

手術室

西2・西1病棟

脳神経内科

病床数
西1病棟:50床、西2病棟:50床
主な診療科
脳神経内科

西1、西2病棟は、筋ジストロフィーや筋委縮性側索硬化症、多系統萎縮症など神経難病の患者さんが入院されています。

長期の療養介護を目的とした契約入院の方や、一般神経内科の検査・治療を目的とする方、人工呼吸器を装着し在宅療養をされている方で家族休養や台風避難レスパイト目的の方などがいらっしゃいます。

療養介護契約をされている患者さんには、個別支援計画を立案し、医師、看護師、療養介護専門員、児童指導員、保育士、患者・家族などで話し合い、毎年3月に契約評価と更新を行っています。

またご家族との楽しいひと時を過ごせるよう、療育指導室が中心となり毎月の誕生会や季節に応じた催し物を開催しています。他には、囲碁、カラオケ、絵画、生け花等の趣味を生かしたクラブ活動も行っています。

人工呼吸器装着中の患者さんが、それぞれの病棟に常時25~30名入院されており、安全・安心でき、快適な療養環境が提供できるよう日々取り組んでいます。

クラブ活動

秋祭り