専門外来

検診や検査のご案内・お知らせなど

ノド麻酔キャンディのご案内

ノド麻酔キャンディ(胃カメラ時に使用)を当院で独自に作成しました

口から入れる胃カメラより鼻から入れる胃カメラの方が楽ですので、現在、鼻から入れる経鼻内視鏡が一般的になされる場合が多いです。しかし、どうしても鼻の穴が小さくて経鼻カメラが通らない患者さんについては口からの胃カメラとなります。

ご存知の通り、口からの胃カメラは鎮静剤の注射(眠り薬)をしない場合はかなりきついです。鎮静剤を注射する場合は病院から自分の車に乗って帰宅することができなくなります(居眠り運転になるので)。

車社会の沖縄では注射をしないで胃カメラを希望される場合が多いので、鼻の穴が小さい人は、鎮静剤注射なしの経口胃カメラを受けることが多く、これまでの苦いゼリー状のノド麻酔では効き目がわるく、地獄の苦しみを味わう事が多かったのです。

当院ではその事をふまえて、効き目が良く味も良いノド麻酔キャンディを独自に作成し、倫理委員会に承認を得て、現在使用可能となっています。沖縄県ではおそらく初めての試みです。

大腸検査のご案内

当院は大腸カメラ等による消化器内視鏡検査を年間900件以上行っています。

当院大腸カメラは以下の2つの特徴があります。

  1. 内視鏡炭酸ガス送気装置で二酸化炭素を使用しています。
  2. 腸内への自動注水装置(お湯)を使用しています。

お湯を腸内に注入しながら大腸カメラを行うことで迅速で痛みのない内視鏡検査が可能になり、また、二酸化炭素を使用することで、患者さんの検査後の腹痛や腹部膨満感がとても軽減されています。

日本内視鏡学会専門医と消化器内視鏡技師の資格を持つ看護師が診療にあたっております。

大腸がん検査

大腸がん検査については、当院の消化器内科を受診ください。

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痰で肺がんの早期発見を!-喀痰細胞診のすすめ-

痰は呼吸器系の粘膜からしみ出る分泌物で、その成分には、肺や気管支、咽喉頭など気道からはがれた細胞も含まれています。

これらの細胞に異常があったり、異物や血液成分が混じっていたりすると、痰に変化があらわれます。痰を調べれば、肺や気管支など呼吸器のさまざまな情報を得ることができます。

喀痰細胞診は、喀痰に混じった細胞(図1)を顕微鏡でがん細胞がないかを調べる検査です。検査回数が多いほど検出率があがります。


喀痰中に認められたがん細胞(図1)

肺がん検診(図2)では、がんができやすいグループを対象として、喀痰細胞診が行われています。

肺にがんができやすいグループ
  1. 50才以上の男・女で、喫煙指数(一日平均喫煙本数×喫煙年数)が600以上の者
  2. 40才以上の男・女で、6ヶ月以内に血痰のあった者
  3. その他高危険群と考えられる者


肺がんの部位と検診法(図2)